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十六夜(izayoi)ヒロが運営する電子出版レーベル『アルカネットブックス』公式ブログ。上半期中に1冊出したいですね!

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投機と投資は100%違う。

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エドヴァルド・ムンク作「モンテカルロのルーレット台にて」

日本人は、いつから投資(インベストメント)が下手になって、投機(ギャンブル)好きになったのだろう?

日本人の呆れた側面に沿ってみたいと思います。

 

日本人はもともと投資好きだった?

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日本人は元々は投資が得意であった。

江戸時代には大阪(当時は大坂)の米相場を自由自在に操っていたとされる。

何故、投資がそもそも下手になったのか?

それは第二次世界大戦時、日本政府が『国民総貯金』をうたいだした為である。

つまり、貯金をして国にお金を預けないと『非国民』として差別される。→仕事がもらえない→生きるのに困る→死ぬ。(そもそも兵器の資金は国民から搾り取った。)

どっちにしても、生きる為の選択肢がそもそもなかったのです。

しかも、日本はと言えば上司や官僚の顔色を伺って、上からの命令には忠実だが、現場の意見には従わない。

つまり、現場がどれだけ苦労しても、上司や官僚が白い鳩を指して『あれは白いカラスだ』と言えば、『白いカラス』だとしか言えない。

それだけ、集団に埋没しているのです。

過去のブログでも書いたが、子供の頃にお年玉をもらったら、親に預けて貯金をしたことがあるはずだね?(もしくは郵便局(現:ゆうちょ銀行)で貯金したりして。)

これは祖父母が子供の頃の戦後、企業にお金がもともと無かった(敗戦でどこの企業も破産状態だった上に、敗戦で国債は紙くず同然になった)為に、子供に貯金という善行を『洗脳』して、各銀行が『子供銀行』をやった為だ。

だから、祖父母や親世代(団塊世代)は貯金をする事=絶対的な正義と考え、その志向を子供である我々やその子供(孫)に押し付けたのです。

それだけではなく『お金は汗を流して働いて得るものだ』と言う『洗脳』によって、投資から遠ざけたのです。

それ故に、『貯金』は好きだが『投資』は嫌いだという風潮が続いた。

それは『侍に憧れる』あまりの某匿名掲示板で良くある『嫌儲主義』にも表れている。

僕が子供の頃は、『士農工商』と言えば「身分の序列の順番を表したもの」として記憶している。商人の性分はお金儲け。お金儲けはずる賢いとして、お金に対するダーティなイメージを植え付ける結果となった。(時代劇の影響もかなり大きいといえる。正義や悪の侍はいても、正義の商人は無力なのか、それとも元々いなかったかである。)

現在の歴史の教科書では『士農工商はただ単にそう呼んだだけ。(それぞれに役割が違うだけ。)』と習っている。

アメリカが戦争に勝った真の理由は、ただ単に資源があったからだけでは無く、現場の意見が合理的であった場合は、上官の命令を覆らせることができる自由がそこにあったからですね?

アメリカのIT業界では…?

現時点でのアメリカのIT業界では若いベンチャー企業が育たないと嘆きの声が続発している。その理由はIT界の巨人”ビッグ5”(Amazon、Facebook、Apple、Microsoft、Alphabet=Googleの5社)が若い会社を次々と買収している為だ。

Facebookで言えばInstagram、Microsoftと言えばmojan(マインクラフトを開発したゲームサークル)がいい例ですね?

それってある意味、巨大になりすぎて、恐竜が滅んでしまったのと似ているかもしれない。巨体がゆえに自由が効くこともままならないのです。

日本も似たようなものかも知れない。

例えば、楽天がファブリック社のフリマアプリ『フリル』(後の新ラクマ)を買収したようにね。ソフトバンクでいえば、ボーダフォンはもちろんの事、イー・アクセス(現:ワイモバイル)など。

巨人のように大きさと資金力と政治力を武器に戦うか、調査兵団の戦士のように立体軌道装置などのガジェットを駆使して機動力を生かした海賊戦法で戦うか、2者選択を強いられている。

何故、日本人は投資が苦手で投機好きなのか?

そもそも、嫌儲主義が横行したおかげで、お金儲けは汚いと洗脳されたが、商業高校に入ってその価値観は逆転される。簿記の授業を受ける為だ。

そこで、進学校に進んだものと職業校に進学したものの温度差が生まれる。幸い、進学系出身でもお金のあり方を学ぶ機会があったはずだ。

僕自身、バブル期に専門学校は中退した*1物の、簿記の授業は受けており、ビジネスライクな思考が身についている。ただ、資格が取れなかっただけで若い頃に生かせなかったのが残念だ。

そう言った『前もってお金の教育を受けた者』と『そうでない者』の差。

これが『投資思考』を持つか『投機嗜好』を持つかの差ですね?

つまり『投資』とは、お金を社会(好きな会社や各国ETF)に血肉となったお金を託して『社会活動に参加し貢献して、お金を育てる』行為だと言えます。それ故に長期戦が望まれます。

何故、今の日本人が『投機好きになった』のか?その答えは、『短期決戦な一発逆転を夢見すぎなだけ』ですね?

コツコツ努力しても、生活はより一向良くならない。そこで人生を変えるために何かデカいことをしたい!それがあらゆるギャンブルに手を出したり、ネズミ講に騙されたり、くだらぬ情報商材を買ったりして、詐欺師にとっていいカモになってしまうのです。

一発逆転の背景には『昔話のファンタジー感』や『スポーツや対戦ゲーム』のカタルシスから得られるものも多い。

つまり、現実はそうそう自分の思い通りにならないから、夢を買おうって話に付け込まれるのです。

そうやって、なけなしのお金を次々と失ってゆくのです。

個人ごときが『投機』をして最後に誰が笑うのか?それを冷静に見れば自ずとわかるはずです。

『富を奪い合うゲーム』の事を『ゼロサムゲーム』と呼びます。

そこには、買ったか負けたかの2分律しかなく、しかも、その2分律も誰かに仕組まれた時点で必ず『負け』ているのです。

テレビのCMを見て無駄な買い物をするのも、そういった心理に似ているのかも知れませんね?

rootport.hateblo.jp

これらすべてを回避する唯一の道。ミニマリズム。

投資をしたくても、お金がない。ならば作ればいいのです。

じゃ、どうやって?日頃の生活を節制すればいいのですよ。

www.longamerikastock.com

本多静六さんもそうやって、『本多式給料4分の1天引き貯金法』とインデックス投資(今の世で言えば)で財産を増やしてゆきましたね。

そもそも、大金持ちほど質素な生活をしているものです。しかも、健康に気を使っているし。

お気に入りのモノだけで生活をすれば、ストレス解消の為に無駄なギャンブルをしなくても済みます。毎日の暮らしそのものが新鮮な刺激となるでしょう。

まずは、部屋を見渡して見て、そこからどうやって部屋を片付けるか、やって見ませんか?

過去記事。

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それじゃ、またね!

*1:僕はロスジェネ、就職氷河期一期生でした。つまり、僕の世代は普通に卒業しただけではまともに就職ができなかったのです。その上で学歴タトゥーを持っていましたので、どこにも就職できず、派遣労働で使い捨てられる運命を強いられました。