ブログの文章にも著作権があります。そして、それを飾る画像や絵にも著作権があります。(文体というロジックに著作権はない。証拠:『もし文豪たちが カップ焼きそばの作り方を書いたら』などパロディとして許されるものもある。)
僕はできる限り、原著作者に対するリスペクトをする為に、表記をします。
暗黙の了解の話。
例えば、ガンプラ™️*1を作ってネットにアップしている人がいます。しかし、それがきっかけで大揉めになった話を聞きません。
何故ならば、『ガンプラを作ったのはモデラー(アップロード者)だが、製品としての人格(キャラクターとしての人権)を持っているのはバンダイとサンライズである!』という暗黙の了解があるからなのです。
サンライズ(&BN Pictures)自身は二次創作を一切認めていません。ある一部の例外を除いては?(それについては後で述べる。)
同人誌の衰退。
一部の皆さんは、年に2度のコミケや同人誌即売会に行かれたことがありますが、そこで売られている同人誌はいわば、二次創作が多いですね。
僕が数年前に行った名古屋の某同人誌即売会はすっかり様変わりしていました。
バブル期には80%もあった同人誌ブースが来場当時(平成X年)には10%ほどしかなく、ほとんどがコスプレゾーンと化していました。
多分、オタクの皆様もお感じになられたかと思いますが、同人誌って大体どこで買っていますか?コミケの壁スペース(有名どころの伝説的な同人誌)ぐらいでしょうか?
名もなき一般人が同人誌を作るほどの余裕がそこにないし、そもそも同人誌を作ろうという志も減っているのが現状です。『俺は海賊王になる!!!』ぐらいの志を持った漫画家ぐらいしかいないと思われます。
また、それくらいの気迫を持っている人は、東京の某社に持ち込みに行ったりもしているし、最近ではWEBで持ち込んでいる人も多いと聞きます。(詳しくは漫画・アニメ・実写映画『バクマン!』を見てくださいね!)
とらのあなやゲーマーズ、駿河屋でも同人誌の通販を行なっており、わざわざ遠くまで行かなくても同人誌が買えますし、即売会のブースを借りてまでやる必要もまた無いですね。
メディアサバイバルの時代。
スマホの漫画アプリは基本無料を謳っています。
つまり、若者にとって漫画はタダで読む時代だと感じているようです。もちろん売れる漫画雑誌もありますが。
こう行ったビジネスモデルには、漫画作品の第1巻を無料で読ませて、続きを買わせたり、広告収入で作者に還元しているのが多いですね。
それに、漫画自体は活字本よりも集金率が高く、AmazonKindleでも高い売り上げを誇っています。
もしかしたら、未来の僕のように同人誌(文章のみで勝負するけどね。)はAmazonKindleで!なんて時代がやってきているのかもしれません。
漫画村のような『一部の有志が勝手に自炊してアップロードした』違法サイトがはびこっているが、利用者のマナーに委ねられているのが現状ですね。
『ある一定の労働に対する対価を支払う』モデルが定着すれば、もっとこの世は良くなります!
ある種の奇跡!
みなさん、『ヘボット!』というアニメを覚えていますか?
僕がテレビを断捨離*2した日に最終回が放送されました。
今までサンライズ(&BN Pictures)アニメは二次創作を一切認めていませんでしたが、日曜日にしか放映されないこのアニメに対して、主人公ネジルの義兄チギル(国王と王妃の実子)はこう発言しました。
『これから先は二次創作に任せようぜ?』
これは、名古屋テレビ(現:メ〜テレ)アニメ枠最終作の最終回ゆえの大団円としての華々しいセリフだったと言えます。
『ヘボット!』自体がメタネタの宝庫で、子供騙しではあるものの、あるときはクトゥルフ神話だったり、エヴァンゲリオンのパロディだったり、大人を楽しませようと必死でした。
ここから読み取れることは、もう数年前からテレビ朝日は報道番組『サンデーLIVE!』の放送を企んでおり、それに伴うスーパーヒーロータイムの異動を企画していました。
それゆえにメ〜テレアニメ枠の廃止は決まっていたから、残り一年間は好き勝手にやってくれ!という最後通牒を叩きつけられたのでしょう。
新聞マスコミでの表向きは『少子化による制作側の限界。』ですが、裏ではこんな事情があったのです。
戦わなければ生き残れない!
確かに、オリジナルは成功しなければ、誰からも見向きもされません。
だが、0から完全に始めるという意味でのオリジナルはもはやどこにも存在しません。(あるとしたら、実話を基にしたノンフィクションぐらいですね。)
カルチャーにおいてパクリは許されざる悪行だが、ビジネスにおいてはパクリはコストダウンの正攻法でもあり裏技です。
某人気漫画家のAさんもイタリアなどのファッション誌からコピーして、キャラクターを変えてオリジナルを確立させています。
僕も『君の名は。』を最初は大林監督の『転校生』(元々は小説原作)のコピーかと思ったが、いまでは全くそうは思わないですね。
クエンティン・タランティーノ監督の『キル・ビル』だって『修羅雪姫』のパクリであることを認めて、小池さんに原作料を支払ったこともあった。
だから、オマージュであることさえ認めれば、新たな創作はいくらでも可能だ。
かつて、手塚治虫さんはこういった。
ジャングル大帝そっくりのライオンキングが流行った時に『僕だって過去にミッ◯ーマウスを描いた。だから、真似されるのはむしろ本望だ。』と。
もし、オリジナルをどうしても目指したければ、実話(実体験)を基にすればいい。
あの『進撃の巨人』だって、諫山創先生が幼少期に受けたいじめに対する怒りで書いたものであるし。
だから、僕は僕自身に、そして、これから創作活動をする人たちにこう言いたい!
『戦わなければ生き残れない!』(仮面ライダー龍騎より)
これからはWEBをうまく使っていかないと生き残れない。厳しい時代になります。
副業としての漫画家・随筆家だったら大いにオススメしたいので、ぜひ戦って欲しいです!
過去記事。
それじゃ、またね!